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yomoyama banashi ・・ 小切手や手形 |
手形や小切手の用紙自体は、それに金額を書込み押印して発行した会社の口座がある
銀行支店が発行する。 A銀行のA支店に口座を持つA社から、代金として小切手を受け取ったB社は、自分の取引銀行Bに小切手で入金すると、B銀行は A銀行にこの小切手を渡してそこに記載されている金額をB銀行、B支店のB社の口座に入金する。 これが基本の姿だが、実際には途中に手形や小切手を銀行間でやり取りする交換所があったり、各行の事務センターを経由したり色々経路があるのだが、それもコンピューター間の処理で決済されるので、窓口で小切手入金としての処理を端末から入力されると、 この小切手自体はいらない(ようにみえる)ことになる。 では、最初に受け取ったB銀行B支店の窓口係は、端末から入金処理するとその小切手を破って捨てるかというと そんなことはあり得ないわけで、最終的にはA銀行A支店にまで戻っていくことになる。 実際はA銀行の事務センターかもしれないが、そこでも、各支店別に整然と分類されていなければならないのは当然だ。 最終的に、現物を移動(運搬)して結末を迎える仕組みである以上、それを送り出す側、中継再配布する側には 膨大な仕分け作業が存在する。 1枚1枚を直接最終箇所に送るわけにはいかないからだ。 銀行単位で送付先を分けるだけでも、銀行(のみならず、信金、農協など金融機関全て)の数だけ分類仕分け をしなければならないし、受け取った側も自行の支店の数だけの分類仕分け作業が必要になる。 法人の発行する手形、小切手のみならず、パーソナルチェック、トラベラーズチェック等個人発行のものもあり、 仕分け処理すべき件数は相当なボリュームとなる。 |